ジェダイは傲慢?
クローンウォーズではジェダイが正しいって描き方をしていないんだよね。ジェダイ聖堂爆破事件がいい例。更にep3でメイスは丸腰のパルパティーン殺そうとするし、アナキンを信用しないし。そりゃep8のルークが言った通り、「傲慢」だったから、滅びるよな。アナキンが闇堕ちしたのも納得でしかない。 pic.twitter.com/iEAcfYcags
— darth maul (@darthmaul0308) 2021年3月13日
ちょっと気になったtweetだったので乗せる。この意見、わりと受容されているようで、ちょっと意外だった。ep4からep6までしか見ていないが、ジェダイ=善の勢力という認識でしかなかったからだ。
tweetの引用リツイートで「ジェダイは仏教」という視点は面白い。これを父に話すと、ジェダイは小乗仏教なのだという。小乗仏教とは簡単に言うと、現代の仏教が大乗仏教でその対になる考え方だ。個人的な解脱が目的とか、ウィキペディアにはあるので、仏教に詳しくなりたい方はそちらを参照されたい。
善とか悪とかは、ジェダイの暗黒面があるから善なのだ、という甘い考え方であってジェダイは宗教勢力のようなものなのだろうか。ある種の僧兵たちなのか。*1
どこかで善の研究という本があって、西田幾多郎とは関係ない本だったと思うが、善というのは、論理性の正しさと、美しさと、あとなにか(思い出せなくて申し訳ないが)のなかに見出されるという。
そうやってジェダイを捉え直すと、ジェダイって結構過激でパルパティーンを殺すことに何の論理性はないわけだったり、美しさもないって見方もできるわけだ。
ルーカスはキャンベルの「神話の力」を読んで、スターウォーズの脚本を書いた。善も悪もおそらくこの神話のなかに見出される。神話のなかの人々に現代的な視点を持ち込むことはそうすべきことなのか、そうであらざるべきか。
*1:そこはミステリーとして、神秘性の世界として捉えておいた方がいいかもしれない。