ディ・ア・レ・スト

WEB小説

実写版カウボーイビバップの撮影が終了したらしい。カウボーイビバップといえば、未来の太陽系を舞台にした賞金稼ぎの物語として記憶している。そこではゲイトというワープ装置があって空間を超えていくことができる。

そこでは、たとえば驚きの面がほとんどないのだが、キャラクターたちのドラマ、関係性で物語が転がっていく。

紹介するのは、そんなドラマ重視のSF。長編だが、読んでみてほしい。

相補性ロボットメイド金庫番

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｢潮が舞い子が舞い / 阿部共実｣2巻にチラッと出てくる、ディックとかブレードランナーを若者に語り出す機会狙ってるおじさんのコマ、ホント好き。 pic.twitter.com/rXJuAr2Sie
— RoMMS (@moooomaaaaaxxx) 2021年3月14日

これはわたしの父だと言うのが率直な感想。こんな家庭に私は育った。攻殻機動隊、ブレードランナー、フィリップ・K・ディック。攻殻機動隊から連想するのはサイバーパンク。

未読であるが、父から伝え聞く限りでは、舞台は千葉市。海外のSFの舞台にしては意外であろう。千葉というのはあの千葉だ。だから千葉という街を舞台とするのは、サイバーパンクの物語の始まりなのだ。

今夜、紹介するのは1677文字の短編。舞台が千葉市というところでニューロマンサーの世界に我々はジャックインする。